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121.どんなふうに痛いのか

皆さまお早うございます。
先週土曜日、携帯電話、スマホの警報が何度も鳴って、大変だったそうですね。私その頃飲み友達と秋田。きりたんぽ、いぶりがっこ、比内地鶏、稲庭うどん、そして新政12種類を飲んできました。そのせいで2kg太りました。楽しい大人の、イヤ年寄りの修学旅行でした。

新能登メール(121):どんなふうに痛いのか 送ります。

孫がこの4月から保育園に通うようになってから、しょっちゅう鼻水、咳、発熱などを繰り返した。ときには泣く。弱く泣いたり、激しく泣いたり、様々なのだが、まだ1歳と少し。何も話せずただ泣くだけ。小児科に行っても、医者は見た目で判断するしかない。大概は「風邪ですね」で終わりなのだが、まれに「中耳炎です」とか「突発性湿疹のせいですね」といわれることもあるが、本当かどうか怪しい、と常々思っている。その孫もやっと免疫がついたらしく、最近は元気いっぱいに走り回っている。

具合が悪くて病院に行った際は、適切に医者に症状を伝える必要がある。「適切」とは、いつ、どこが、誰が(たいてい本人のことだが)、これこれのせいで(原因不明の場合が多いが)、どのようになり、今現在はどのような症状にあるのか、を伝えることで、まさしくご存知の「5W1H」なのである。特に「痛み」を正しく伝えることが診断や治療に効果的なのである。誰にも記憶があると思うが、ズキスキ痛む、シクシク痛む、ヒリヒリする、ズーンと痛む、などの擬態語(オノマトペ)で痛みを表現することが多いが、実はその表現によってどこがどれくらい悪いのか、医者はかなりの精度で判断できるのだそうだ。

カナダのモントリオールに1821年創立のマギル大学というのがある。もちろんカナダ最古の大学だが、世界大学ランキングでトップ20に入るほど有名なのだそうだ。1975年、その大学のメルザック教授が痛みに関連した多数の単語(形容詞)を分類した質問表を提案した。例えばbeetingどきんどきんする、cutting切り裂かれるような、pinchingつねられるような、という具合で、何と78もの形容詞が並んでいる。それはあまりにも多すぎるだろうということで、1991年、マッカフェリイ教授が簡易型を提案した。形容詞の数はわずかに15語で、以下に示すとおりである。
throbbing ズキズキ(拍動痛)
shooting ビーンと痛みが走る(電撃痛)
stabbing 刃物で刺すような(穿刺痛)
sharp スパッと切るような
cramping しめつける
gnawing かみつかれるような
hot-burning熱い-灼けるような
aching 疼くような
heavy 重苦しい
tender 触れられると痛い
splitting 割れるような
tiring-exhausting 疲れる、疲れ果てる
sicking 気分が悪くなる
fearful おののくような
punishing-cruel こりごりする、むごたらしい

加えて痛みの強さを知るために、最大10としてどれくらいの痛みか、を問う方式も併用されている。上記の質問票の単語(形容詞)は、実は国の文明度、文化、環境などで微妙に受け取り方が異なり、今はまだ普遍性に欠けるといわれているが、グローバル化で人の動きが広まる中で、いずれ共通の「痛みの表現」が定まるものと思われる。海外旅行する予定の人は、万が一に備えて上記の「痛みの形容詞」をコピーして持参することをオススメする。

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Author:能登繁幸
「ちょっと斜にかまえたエッセイ集」の第1集、第2集、第3集、ならびに毎週発信の「新能登メール」を収納。

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