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120.企業の不祥事が多すぎる

皆さまお早うございます。
先週はマフラー、今週はベスト着用、来週あたりは薄手のコートだな、という具合に日々寒さを感じる時季になりました。来週はタイヤ交換もしようかと考えています。各地で雪虫が飛んでいるそうなので、冬間近。

新能登メール(120):企業の不祥事が多すぎる を送ります。

「あなたのご愛用の車両は助手席側のエアバッグ展開時にインフレータ容器(膨張装置)が破損するおそれがありますので、交換いたします」の手紙。我が愛車は日産セフィーロ(今では古い車に属するが、16年目でまだ5万kmも走っていないからエンジンは新車同様なのだ、多分)。日産はひと頃、無資格審査員が最終審査を行っていたとかでマスコミで叩かれた。今回はそれとは関係ないようだが、連絡が来た以上、放っておく訳にもいかない。迷惑な話だが指示に従い、会社を半日休み、車を工場に持ち込んで部品交換をしてもらった。

それにしても近頃、企業の不祥事がやたらと世間を賑わしていないか。神戸製鋼所の検査データ改ざん、三菱自動車のデータ改ざん、タカタの欠陥エアバッグ、東芝の不正会計、スバルのブレーキ検査不正、そして最近は東洋ゴム工業に続き、油圧機器メーカーKYBによる免震・制振装置の検査データ改ざん。多くは人命に関わる内容であり、最悪を考えるとぞっとするハナシである。それらの多くは「法に触れる」行為だから「法で裁く」ことができる。法で対処できるものは「倫理」の対象ではない。しかし、「法に触れる」ことを知りながら何らの行動を取らないというのは「倫理」に関わることだと思う。

企業の倫理レベルは4段階である(出典は月刊「技術士」2004.9の小林征男氏の報文であったと思う)
第1水準:法に触れても発覚さえしなければ得になることをする。
第2水準:法に触れさえしなければ何をしても良い。
第3水準:法令を遵守し、社会の共感を得られるように行動する。
第4水準:人類の発展、環境保全、社会貢献を意識して行動する。

第1水準はブラック企業の倫理レベルであり、大企業ともなると「バレなければ何をしても良い」といったとんでもない経営方針は本来あり得ない。それなのに近年の不祥事は見事に第1水準に当てはまる。まさしく呆然である。次のレベル、第2水準の根底にあるのは「倫理」は儲からない、利益を生まない、ということである。法令遵守だけで十分という考え方である。しかし、「法に触れない」けれど常識的におかしい、感覚的に変だ、人間として間違っている、といった事例は数多くある(例を示したいが思いつかない!)。その結果例えば不買運動につながったり、悪い噂が邪魔をして売り上げが減少するなど、不利益を蒙ることが生じる。つまり「倫理」は儲からないけれど一歩間違うと不利益を産むこともある、ということである。さらなる第3水準、第4水準ともなると、企業の社会的責任(CSR)を果たす会社として認められ、大衆から尊敬の目で見られるようになる。

とはいえ、企業間での熾烈な競争がある。競争に立ち向かうには適切な人員管理、外注化、効率化が必要となる。これらの問題を効果的に解決しながら企業の長期的な発展を目指すには、経営者、管理者、社員がそれぞれの立場でCSR(企業の社会的責任)を意識し、価値観を共有していくことが重要となろう。ときにはしらふで、ときには酔いながら、議論を続けていきましょう。
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Author:能登繁幸
「ちょっと斜にかまえたエッセイ集」の第1集、第2集、第3集、ならびに毎週発信の「新能登メール」を収納。

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