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80.今年の漢字

皆様お早うございます。

2017年の「今年の漢字」は「北」に決定され、12月12日(「漢字の日」だそうです)に清水寺で発表されました。この行事は日本漢字能力検定協会が一般公募し、最多投票を獲得した漢字一文字を今年の漢字とするもので、1995年から毎年行われています。「北」が選ばれた理由は、北朝鮮のミサイル発射、九州北部豪雨、北海道産のじゃがいもの不作、北海道日本ハムの大谷翔平選手や清宮幸太郎選手、競馬キタサンブラックなどのようです。昨日の有馬記念、キタサンブラックのぶっちぎり。もう1年くらい走れるのでは、と思いましたね。なお2位以下は、「政」、「不」、「核」、「新」、「選」、「乱」、「変」、「倫」、「暴」とのこと。

人それぞれ一年を振り返り、記憶に残るいくつかの思いがあり、それらをまとめる漢字一文字があるものと思います。私は迷わず「祝」の一文字です。3月に孫どもを連れてバリ島に行ってきました。数日間、楽しい時間を満喫しました。4月は4番目の孫・凜花が誕生しました。初めての女の子で、それはそれは可愛くて、今もたくさんの幸せをもらっています。6月には地盤工学会から名誉会員の推挙を受けました。そしてこの新能登メールでもお知らせしたように、11月3日に秋の叙勲、瑞宝小綬章の受章。12月11日に叙勲をお祝いする会。皆様から心温まるご祝意をたくさん頂きました。他にも9月に寒地土研の創立80周年記念の所内講演、10月に「札幌留萌の会」での講演を依頼され、好き勝手にお話しする機会を得ました。もう一つ、日本技術士会の月刊「技術士」に私のPEインタビュー記事を掲載することになっております。すでに原稿は送付済みで、来年の2月号か3月号に掲載されるものと思います。大変名誉なことで、「祝」の一部に入れされていただきます。

そんなわけで、大変思い出多い一年となりました。来年もまた、私も皆様も、本年同様に素晴らしい年になりますようお祈りして、今年最後のメールと致します。

良いお年を!!
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79.叙勲を祝う会

皆様お早うございます。
先週(12月11日)月曜日18時、札幌グランドホテルにて私の叙勲を祝う会が催されました。この場を借りて、経緯、当日の様子などを記しておきたいと存じます。

叙勲受章者の挨拶は「この度、図らずも…」が定型文でありますが、この「図らずも」というのは正しくありません。この度受章した瑞宝章は「公共的業務に長年従事してきた人」が対象となっていて、満年齢70歳以上であることが条件です。ということは国家公務員試験上級甲種(今のⅠ種)に合格して公務員となり、退官時にそれなりの役職であった人は70歳ともなると叙勲の対象となるわけです。私の周りにはそのような方が大勢おりまして、ほぼ順番に春もしくは秋に受章しております。ですから「あの人がもらったか。次は俺だな」とあらかじめ分かるのです。9月中旬に叙勲内示の連絡がありました。ほぼ予想どおりで「図らずも」ではありません。「めでたさ」もイマイチ、だったのであります。

最初、祝う会を辞退しておりました。しかし多くの方から「是非やりたい」との陳情を受け、渋々ながら開催を了解しました。ただしささやかに、ごく親しい方々を呼んで、ということにしました。11月中旬に勲記と勲章を手にし、子どもたちから寄贈された額縁に納めました。勲記を見ると「日本国天皇は能登繁幸に瑞宝小綬章を授与する 皇居において璽をおさせる」と書いてあります。璽というのはハンコ、印鑑であります。勲記のほぼ中央に璽があり、「大日本国印」と押されています。それを眺めているうちに、これは滅多にないことなのかも知れない、と思うようになりました。

祝う会のご案内を絞りに絞って郵送したところ、ほとんどの方から出席の返事を頂き、60名を超える出席者となりました。当日までの細々した作業はすべて発起人の方々が担ってくれました。私はただ礼服を着て会場に行くだけでありました(ワイフはそれなりの準備があったようです)。立派な会場でした。祝う会が始まります。スポットライトを浴びての入場。発起人代表の大島さんの挨拶。これが形式張ったところがなく、笑い溢れる挨拶で、たちまち和やかな雰囲気となりました。中島社長の思いっきりヨイショの祝辞。孫たちからの花束贈呈、そして私の謝辞。所詮、格調高くできませんので思うままお話しいたしました。鎌倉兄からの祝辞紹介、本部長の森さんの乾杯で祝宴。しばし団らんののちに5人(職場、旧職場、仲人組、友人、家族)の代表によるテーブルスピーチ。パワーポイントで私自身による軌跡の紹介。斉藤元本部長の乾杯でお開き。そして何とトンネルをくぐっての退場。楽しい愉快なお祝い会が終わりました。心温まる素晴らしい祝賀会であった、と多くの方から讃辞がありました。嬉しい限りです。

あれから一週間が経ちます。未だに祝う会のいろんな場面が頭を駆け巡っています。今頃になって、祝う会を開いていただいてありがたかった、とつくづく思う次第であります。発起人の皆様、ご臨席いただいた皆様に対し、心から御礼を述べたいと存じます。今は感謝の気持ちで一杯です。これからも受章の名に恥じないよう一層精進して参りますので、従前にも増してのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。

78.自転と地震

皆様お早うございます。
まずはお詫びと訂正です。前回の新能登メールで「第4子誕生で表彰状、と言ってバッシングされた代議士もいたけど」と書きましたところ、すかさず次のような返信を頂きました。「確か、このようなことを提案したのは「参議院議員」の〇〇さんですよねぇ!「代議士」は「衆議院議員」の俗称であり、貴族院が起源となっている参議院の議員は代議士とは呼ばないではないでしょうか?」。早速調べたところ、ご指摘の通り!全く知りませんでした。「代議士」を「国会議員」に訂正させていただきます。それにしても、こんなこと、知っていました?皆さん。私、良い友達を持ちました。

それでは新能登メール(78):自転と地震 送ります。

今年8月、アメリカ地球物理学連合(AGU)のサイトで注目すべき研究成果が公開された。地震の頻発周期と地球の自転速度が相関関係を持つ、というのである。以下にかみ砕いて紹介する。

地質学者による研究チームは、大地震の発生の傾向を探るために、まず1900年以来発生したマグニチュード7.0を超えるすべての地震を分析した。その結果、約32年ごとに世界の大規模な地震の数が増加する、という事実を見いだした。次に、その事実と相関関係にあるものは何か、を調べた。あらゆる自然現象をチェックしたが相関があるという結果は得られない。しかし、「唯一」相関性が見いだされたものがあった。「地球の回転と地震の発生数」だったのである。

その相関関係は「地球の自転速度が遅くなると地震が増加する」というものであった。そもそも地球の自転速度は25~30年おきに減速するのだそうだ。そしてその減速期間は5年続くとされている。2017年は地球の自転が遅くなって4年目で、来年2018年は5年目となる。つまり来年は自転が減速する最後の年になるが、減速が終わる直前に地震が頻発する、とされている。

通常、マグニチュード7.0以上の大きな地震は1年間に15~20回発生している。自転が減速する5年目となる来年は、過去のデータから推計すれば、25~30回以上の大地震が発生すると予測されている。通常の5割増しだ。それは大変だ!と騒いだところでどうすることもできない。地球の自転を制御できないし、地震の発生を抑制することもできない。そもそも地球の自転が遅くなるとなぜ地震が起きやすいか、そのメカニズムさえ分かっていない。自転速度が変化すると、地殻とマントルとの間にねじれが出て地殻が歪むのではないかという説もある。地質学者のさらなる研究に期待したい。

現在の地球の自転速度は、通常期間より1日に数ミリ秒遅くなっている。それとは別に月との重力相互作用で徐々に遅くなっているのだが、スマトラ沖地震、東日本大震災などのドデカい地震があると自転速度がわずかながら速くなる、という結果が得られている。このほか、地球温暖化で水の移動が大きくなると自転が遅くなる、とも言われている。さらに赤道直下に重量物を数多く築造すると自転速度が低下する、というまゆつばものの説もある。回転エネルギーが一定ならば物体の重量が増えると速度は低下するわけで、さもありなん、と何だか納得できる。中国が地球の各地でドデカい構造物を築造しているが、自転が遅くなって、大地震が頻発して、という事態にならなければ良いが、と心配になってきた。

以上、記事を紹介しただけで、真偽のほどは分かりません。責任も取りません。よろしく!


77.静かなる有事

皆様お早うございます。
新能登メール(70)の「ドンペリとかバローロとか」で「ドンペリを飲んだことがある方、是非とも感想をお知らせ下さい」と書いたら、それを読んだ某知人が叙勲のお祝いにとドンペリを届けてくれました。早速飲んでみました。「ちょっと辛口で酸味があるかな。けど、美味しいかどうかよく分からん」が正直な感想です。折角の差し入れなのにすいません。あまりにも上品なので、体が(舌が)ついて行けないようです。

さて新能登メール(77):静かなる有事 送ります(やや長文)。

少子高齢化社会が到来した、といわれて久しい。おそらく大変なことになったのだろうと思うが、実感として分からない。それもそのはず、昨日と今日の違いが歴然と分かる、などということはマレだからである。「少子高齢化」はゆっくりと真綿で首を絞めるように国民の暮らしをむしばんでゆく。河合雅司という人がこれを「静かなる有事」と名付けた。以下、彼の著書「未来の年表」(講談社現代新書)をもとに、時間軸を圧縮して「静かなる有事」なるものを紹介する。

〇高齢者が増えるとどうなるか。
→病気を患う人が増える。死亡数が激増する。火葬場が不足する。
→医療機関や介護施設が足りなくなる。在宅介護が必要になる。親の介護のために離職する。企業の人材が不足する。ダブルケア(育児と介護を同時に行う)が大問題となる。
→低(無)年金の貧しい身寄りのない高齢者が街に溢れる。生活保護受給者が激増する。社会保障給付費が膨張する。国家財政がパンクする。

〇出生数が減少するとどうなるか。
→若い人たちが少なくなる。大学は倒産の危機に瀕する。入学者を無理に増やす。できの悪い学生が増える。
→若い人たちが少ない。警察官や自衛隊員、消防士などの人材確保が難しくなる。国防や治安、防災機能が低下する。社会が破綻する。
→献血が減り輸血用血液が不足する。適切な治療が出来ない。
→IT関係の技術者が減る。国際的水準に取り残される。日本経済が失速する。

〇人口が減るとどうなるか。
→税収が減となる。地方財政が圧迫される。インフラの維持管理が難しくなる。耐用年数を超えるインフラが多くなる。思わぬ大惨事に発展する。
→各地が無居住化する。外国からの移民が増える。実質的に領土が奪われる。
→労働力人口が減る。若い世代が地域社会に溶け込まない。地域の活気がなくなる。地域の伝統行事の継承が困難となる。治安維持や災害時に共助がなくなる。

以上だが、何とも恐ろしい情景が繰り広げられるようだ。今のまま推移すると日本の人口は100年後には約5000万人になり、1000年後には何とたったの2000人になる!少子化の歯止めは女性にたくさん子どもを産んでもらうことだが、人口が減らない出生率は2.07。それ以下だと少子化のスピードが落ちるだけで人口減少は確実に進む。

ではどうすれば良いか。河合雅司さんが言う。「高齢者」を減らし、「出生数」をあげれば良い、と。それはそうだが、高齢者を減らすとはどういうことか。姥捨ての発想ではないか、と疑問に思ったが、彼は言う。高齢者の定義を現在の「65歳以上」から「70歳」さらには「75歳」に変えれば良い。なるほど、元気な「老人」は結構いる。その元気な老人に働いてもらえば良い。

少子化に歯止めをかけるために出生数を上げる、というのはかなり難しい。女性にたくさん子どもを産んでもらうしか手は無いが、2.07を超える出生率を確保したところで、その成果が現れるのは20年後、30年後ということになる。たくさん子どもを産んでもらうためには、子どもの養育費、教育費を無料とし、第3子誕生で高額なお祝い金を授与する、といったような方策が必要ではないだろうか。第4子誕生で表彰状、と言ってバッシングされた代議士もいたけど、本気で何か考えた方が良いと思う。子どもは国の宝、子どもがいなければ国は潰れるのだから。

70歳を超えた「高齢者」が「静かなる有事」をもっともらしく叫んだところで、何とも無責任な言い回しに聞こえるが、我が子どもたち、孫たちを見るにつけ、明るい未来が来れば良いが、と願わずにいられないのである。


76.顔認証

皆様お早うございます。
我が家から地下鉄駅まで約8分。歩道はこのところテッカテカ。この歳での転倒は即座に骨折、と恐る恐る歩くから、筋肉ガチガチで疲れ切ってしまう。早く雪が積もってくれないかなあ、などと勝手に思ってしまう(雪が積もると滑らない)。皆様もどうぞ気をつけて!

新能登メール(76):顔認証 送ります。

インドのゴアでマリーと静かに暮らすボーン。そこへ暗殺者が現れ、マリーは殺されてしまう。ボーンは復讐を誓い、真実を求め姿を消す。CIAは世界中の監視カメラ映像をもとにボーンの行方を捜す。やがてボーンの姿が監視網に捉えられた。ボーンはベルリンにいた。…という場面が「ボーン・スプレマシー」(「ボーン・アイデンティティー」の続編)にありました。

どうやってボーンを見つけ出したか。簡単に考えてみましょう。まずは顔の特徴を基に分別します。1.顔が丸いか否か。2.眉毛が太いか否か。3.まぶたが二重か否か。4.目が大きいか否か。5.鼻が高いか否か。6.唇が厚いか否か。7.あごが丸いか否か。

それぞれの特徴はYESかNOかの二つに分かれます。1の特徴で2つ、それぞれが2の特徴でさらに2つに別れますから計4となり、3の特徴で8となり、…つまり2のべき乗になりますから、上記7つの特徴だけで2の7乗、すなわち128人分の顔認証が可能となります。実際は顔がデカいか、眉毛はつり上がっているか、小鼻の形はどうか、唇の大小はどうか、などもありますから上記の7項目だけで2000人くらいの顔認証が出来ます。さらに項目を増やして12とすると100万人の顔認証が可能になるとのことです。

さて現在のコンピュータによる顔認証はどうなっているか見てみましょう。まずコンピュータは「顔の検出」を行います。犬や花を人の顔と判断しては困りますから、人間の顔、を最初に見つけなければなりません。そのためには人間の目、鼻、口などの位置関係、距離関係のデータと比較します。デジカメやスマホで写真を撮るとき、画面の人の顔のところに枠が出ます。あれが「顔検出」システムなのです。

次に顔のパーツの相対位置や大きさ、目立つ特徴を抽出します。ただ単に目や鼻の大きさだけではなく他の部分との位置、距離も数値化します。これを基に「誰か」を判断するのです。最近は顔の三次元映像をデジタル化したり、見えない部分を推測したり、はたまた皮膚のしわやシミをも数値化して認識率の向上を図る試みが行われているそうです。

世界中の監視カメラから直ちにボーンを捉えるということが可能かどうか分かりませんが、すでに世界各地で顔認証システムが作動しているのは事実のようです。監視カメラによる防犯システム、空港での自動入国審査、コンサートなどの各種催し物の入場者チェック、スマホの使用者識別、ATMの顔認証、などなどです。最近のニュースでは監視カメラの映像が頻繁に使われているような気がしますが、我々の知らないあっちこっちでカメラが作動しているのかも知れませんね。

ところで、顔の識別についてですが、有名人の出ない外国のB級の映画を観ていて、誰が誰やら分からなくなる、つまり識別できないってことがマレにあります。顔の識別は、生活の上で重要であるが故に識別するが、識別しても意味がないときは識別法が無頓着になるのだそうです。「あんたダレ?!」と言われたり、言ったりしないよう、生活の上での重要なポジションをしっかり維持しておきましょう。


プロフィール

Author:能登繁幸
「ちょっと斜にかまえたエッセイ集」の第1集、第2集、第3集、ならびに毎週発信の「新能登メール」を収納。

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