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186.コメンテーターがおかしい

皆さまお早うございます。

来週月曜日はドック検診で午後出社となりますので、変則で本日新能登メールを送付いたします。それに、新型コロナウイルスの感染者が増えるばかりで、この調子では今日、明日にでも「非常事態宣言」が出てもおかしくないのではないか、と思いますので、コロナウイルス関係のメールは早めに出しておくことにします。

というわけで、新能登メール(186):コメンテーターがおかしい を送ります。

毎日毎日、どのチャンネルを回しても(今は「回さない」か)、新型コロナウイルスのことばかりで、いい加減うんざりするが、といってバラエティ番組を観る気にもならず、やむなく「今日はどうなった?」とニュースを観ては、刻々と悪化する数字に言い知れぬ不気味さを覚える。ほとんどの国民がそんな状況にあるに違いない。それでそのニュースなのだが、淡々と事実だけを報道するだけ、というのは希で、中央に座るアナウンサー(どうやらMCというらしい)の脇に2~3人の「コメンテーター」なる人が座っていて、求められたら意見を言う、というスタイルが「標準」となっているようだ。

例えば地震災害、重大交通事故、北朝鮮のミサイル発射、株価暴落、などといったニュースの場合は、その道の「専門家」が座っていて、適切と思われる解説、現状把握、今後の展望等を述べたりする。航空機事故があれば「航空機事故専門家」が座っていて、へえ~そんな専門家がいるんだ、と思ったり、斜面崩落事故があれば近場の大学の地盤工学を専門とする教授が「学識経験者」として現場で忙しく立ち振る舞い、スタジオにも顔を出して解説したりする。ただ、希にだが、我々「専門家」から言わせれば、その教授は斜面崩壊の分野は専門外で、本当は軟弱地盤対策が専門だよ、と文句を言いたくなることもある。臆面も無く滔々とお話しする教授に、腹が立つより、ただあきれるばかり、のこともある。

話は新型コロナウイルスに戻るが、コメンテーターなる人たちが、もとプロ野球選手、何かのモデル、気象予報士、もとサッカー選手、お笑い芸人、良くは知らないが何かで名を馳せた人、などなどなのは一体どうなっているのか、と言いたい。彼ら彼女らは「専門家」でも「学識経験者」でもない。なのに求められたら、いや、求められていなくとも、なにがしかの意見を述べる。意見の多くはちまたの市民と変わらない。希望者全員が検査できるようにすべきだ、しっかりと隔離してもらいたい、海外渡航を自粛ではなく禁止にしろ、非常事態宣言を早く出せ、「夜の店」は閉店すべきだ。自由に出歩く若者を何とかしろ、現金給付は良いかも、ゴールデンウイークまで休校にすべきだ、……。こういった意見の数々は市民、国民のガス抜きに役に立つ。だから自由に言わせておけば良いのかも知れない。

問題は評論家、エコノミスト、編集者、小説家、大学教授といった知的レベルの高い人たちがコメンテーターとなった場合だ。彼ら彼女らは決して現状を褒めることはない。政府の対応に不平、不満、文句を言う。問題は、言いっ放しで決して責任を取らない、取る必要が無い、ということだ。政府の対応というものは、どんな対応策があるか、その行動がどのような問題を含むのか、何が効果的か、最善策は何か、それでどこまで国民を守れるか、といった諸々のことを熟考して、最終判断したものだろう。その判断をする「議員」なり「政府」なりを選んだのは国民である。政府に文句を言うということは国民に向かって文句を言うに等しい。民主主義とはそういうものだ。

されど、「各家庭に布製マスク2枚の配布」には驚いた。新型コロナウイルスの感染対策として、これが最善策なのか。頭の良い官僚と偉そうな議員が集まって考え出した結論がこれなのか。こればっかりは「コメンテーター」こぞって非難して欲しい、と思う私は怪しいコメンテーターと似たり寄ったり、かとも思うけれど。

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プロフィール

Author:能登繁幸
「ちょっと斜にかまえたエッセイ集」の第1集、第2集、第3集、ならびに毎週発信の「新能登メール」を収納。

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