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139.「北の先覚者」勉強会

皆さまお早うございます。
NHKの大河ドラマ、視聴率が一桁なんだそうですね。今回は私も観ていません。無名の人が(その方面では著名かも知れませんが)主人公となっても、先が読めませんから、いつどこでどうなるのかという期待が持てないし、所詮「他人様」なので共感が難しい。で、結局長続きしないのだと思います。だから「榎本武揚」を取り上げろ!といいたいのです。

新能登メール(139):「北の先覚者」勉強会 送ります。

「能登くん、僕の本、読んだ? 結構評判が良いから是非とも読んで欲しいな。そして感想を聞かせて欲しい」。舟本秀男さん。留萌高校同窓会で同席となった。高校の3年先輩。弟さんが同期で親友ということもあり、親しくさせて頂いている。昭和41年小樽商大を卒業、流通関係の会社に勤務。札幌、東京、アメリカ本社で活躍。平成11年「舟本流通研究室」を立ち上げて独立、まもなく奥様のお父さんが逝去。奥様のお父さんという人は「株式会社財界さっぽろ」社長。後継者が居ない。そこで舟本さんに白羽の矢。平成15年に「株式会社財界さっぽろ」代表取締役に就任と相成った。

本の名前は『「北加伊道」六〇話』(財界さっぽろ、ソフトカバー、約400ページで税抜き1850円)。早速購入して読んでみた。元々は「財界さっぽろ」のホームページ「社長ブログ」として掲載されていた「北海道開拓の先覚者達」を加筆修正したものだそうで、北海道の開拓に挑んだ先人達の足跡を60話にまとめた、ということだ。この歳になると過去に各種の文献に目を通しているから、内容の大半は既知のことばかりであったが、部分的に知らないこともいくつか散見していた。

読後の感想文を正直に書き送った。以下、原文のまま。
「『北加伊道』60話、読みました。大変勉強になりました。半分くらいは知っていましたが、知らない人、話が多く、改めて北海道の奥深さを感じた次第です。各所に、現在の時局に対する皮肉、批判、私見があり、こちらも面白く読ませて頂きました。
さて、土木屋の端くれとしての自分の世界から見て、以下の点の記述が欲しかったと思います。
〇札幌―旭川―北見―網走を結ぶ中央道路の開削。囚人、鎖塚の話。
〇第4代北海道庁長官北垣国道の北海道官設鉄道計画。その調査、建設に従事した田邊朔郎(奥さんは北垣の長女、榎本武揚が媒酌人。琵琶湖疎水工事を担った人としても有名)。田村嘉子著「北海道浪漫鉄道」(新潮社、1986年10月)に詳細。
〇1893年に小樽築港北防波堤工事に着手した廣井勇(札幌農学校2期生)の業績。
〇稚内港北防波堤ドームを完成させた土谷実。
また津軽藩士殉難事件とコーヒーのお話しもどこかにちょこっと入れて欲しかったと思います。
以上、生意気にも勝手な意見を述べ、読後の感想といたします。一気に読んで疲れましたが、心地よい疲れです。読後に「昔の人はどうしてこうもエライのだろう」と思うと同時に、「今の人はどうしてこうも軟弱なのだろう」と感じました。」

早速返事が来た。以下、原文のまま。
「完読下さり有難うございました。乱文・悪文で疲れたことでしょう。
田邊朔朗を描いた「北海道浪漫鉄道」、廣井勇博士の「山に向かいて目を挙ぐ」を読み、感動いたしました。整理しているところです。本にできるかどうかは分かりません。
なお、5年前から「北の先覚者を知る会」という勉強会を主催しており、次回は57回目となり「もう一つの北海道開拓:囚人労働」を取り上げます。3月13日(水曜日)18:00から、旧市民会館:案内状添付しておきます。よろしかったらお越しください。」

添付された案内状を見ると、平成26年6月から「北の先覚者を知る会」勉強会を毎月一度第2水曜日に開催し、昨年12月の「第55回」でいったん終了。その後再開の声多数、本年2月に「北の先覚者パートⅡ」をスタートさせたとのこと。行きがかり上、是非とも参加せねばなるまい。先週水曜日18時、会場の札幌市民ホール2階会議室に行った。50人ほどの参加者。その多くはかなりの著名人。やがて舟本さんの75分の講演。集治監の歴史、囚人の炭鉱使役、道路開削、硫黄鉱山の悲劇、政府重鎮達の傲岸不遜、などなどをPPTを用いて分かりやすく説明。自分にとって既知ではある。されどこのようにたくさんの人が参集し、北海道の歴史を勉強していることの「まじめさ」に心洗われた思いである。世の中捨てたものじゃない。次回は別用があって行けないが、できるだけ参加しようと思った次第である。

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Author:能登繁幸
「ちょっと斜にかまえたエッセイ集」の第1集、第2集、第3集、ならびに毎週発信の「新能登メール」を収納。

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