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200.ありがとうございました

皆さまお早うございます。
歴史に残る大変な事態に入り込んで、市民、国民がオロオロしている。政治家、自治体首長、夜の街、馬鹿者の行動、それらすべてが「歴史」として書き残されるに違いない。終焉なんて期待しない方が良いのだろうか。

新能登メール(200):ありがとうございました を送ります。

尊敬する友人から丸谷才一・山崎正和著「半日の客 一夜の友」(文春文庫)を勧められ、本屋で探しましたが、見当たりません。20年前のやや古い本のようです。やむなくネットで探し、Amazonで手に入れました。丸谷才一と山崎正和の100回に及ぶ対談からいくつかを選り抜いた傑作対談集でした。実は私、そのお二人がどのようなお方かまるで知りません。著者紹介を読んで、丸谷さんは小説家、評論家、翻訳家など、山崎さんは劇作家、戯曲家として超有名なお方だと知りました。対談の内容は多岐にわたり、お二人の知識の広さ、知的レベルの高さにほとほとあきれかえるばかりです。私自身は半分ほどしか理解できず、自分の未熟さを知って落ち込みました。

世の中には頭の良いヤツがいるもんだなあ、と思いつつ読み終わって、半藤一利さんの解説を読みました。半藤さんは編集者としてお二人の対談の場にも何度か居合わせており、お二人のやりとりを聞いて次のように感じたと記しています。「言葉を巧みに弄するという意ではなく、言葉の風情というもの、品というもの。政治や歴史や芸能を論じるにも、趣味の良さを存分に示し、知的であり、さりとて高踏すぎて難解ということはない。むしろ分かりやすい。(お二人の対談で:能登註)交換されることで高められる言葉のうちに、深い内容がこめられている。そしてだんだんに常識的な枠組みがはずされ、通説あるいは俗説がものの見事にくつがえされ、考えてもみなかったオリジナリティのあるものの見方が提示されてくる。」

この部分は良く理解できたし、100%同意!!でありました。なぜなら、この「新能登メール」の狙いはまさにここにあるからです。諸々の出来事、気になること、興味を惹かれた話題などを取り上げ、それらをなるべく分かりやすく説明して、納得していただいて、頭の隅に記憶してもらって、可能ならば知的エネルギーの素にでもなれば良い、と常々思いながらメールを発信してきました。そうすることによって、私自身が万事に耳目を開き、推敲し、ときに悩み苦しみ、結果としてボケ防止に大いに役立った、という実感があるのです。それもこれもご愛読いただいた皆さまのおかげであります。

さて、この新能登メールも今回で200回となりました。第1回目は2016年4月18日の「三つのしつけ」でありました。あれから4年と少し。一体いつやめれば良いのか。ふと思えば、勝手に送信されてはなはだ迷惑だ、という人もいたかも知れません。そういう方々には今更ながら「傲慢で済みません」と謝っておきます。一方、「是非とも」と乞われて送信リストに加えた方が結構いたのも事実であります。ありがたいことであります。何事も終わりがあります。200回、ちょうど良い機会だと思いました。これを逃すと「いつやめるのか」に苦労しそうです。

というわけで、今回で新能登メールは「一応終わり」といたします。されどボケ防止のためにこれからも何にでも好奇心を持ち続けます。気が向いたらまた書くこともあると思います。長い間ご愛読いただいた皆さま、いろいろな意見や感想を送っていただいた皆さまに深甚なる謝意を表したいと存じます。皆さまが、新型コロナウイルスに負けず、健やかに、明るい毎日を送られるようお祈りし、ペンを置きます。ありがとうございました。

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プロフィール

Author:能登繁幸
「ちょっと斜にかまえたエッセイ集」の第1集、第2集、第3集、ならびに毎週発信の「新能登メール」を収納。

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